美容師になるには?美容師資格の概要や取得ルートと、取得までにするべきことを解説!

社会人になっても、美容師になりたくて転職してくる人も実は多いんです。

現在は、手に職を付けたい女性や男性がたくさんいます。

その中でも特に10代~20代には、美容師は人気の職業です。

では、美容師になりたいけど、美容師になるにはどうしたらいいのか、美容師には資格がいるのかなどを徹底解説します。

美容師になることを目標としている人は必見です。

美容師になるにはどうすればいい?

美容師になるには、美容専門学校に通わなければいけません。

美容学校といっても、普通科、夜間部、美容高等科、通信制など様々な通い方があり、どれも2年間から3年間通った後に国家試験を受けることになります。

普通科は高校を卒業後に、普通の専門学校と同様に2年間昼間に学校に通い、国家試験に向けての学科や技術を勉強します。

美容高等科は、中学を卒業後、高校で学ぶ勉強をしながら美容師の学科や技術を3年間通して勉強をしていきます。

このうち、夜間部や通信制に関しては、美容室で働きながら美容師資格取得を目指すことができます。

ほとんどの人が美容室で技術を勉強しながらアシスタントとして働いて取得をしていきます。

このように、美容専門学校といっても様々な通い方があるので、しっかりと調べて自分の生活に合った進学方法を選びましょう。

美容師には資格は必要?

美容師として働いていく上で、「美容師資格」が必須です。

美容師資格を持っていなければいくら技術ができてもお客様を担当することはできません。

美容師資格は国家資格となるので、厚生労働省が指定する美容学校で、(昼間部2年(美容高等科3年)夜間部2年、通信科3年を終了した場合に、受験資格を得ることができます。

合格するまでは、アシスタントとして働くことは可能です。

美容師の国家試験の内容としては、「筆記試験」と「実技試験」があります。

実技試験は、毎年2月、学科試験は毎年3月に行われます。

1年に1度だけです。

実技試験は、カッティングとオールウェーブセッティング、ワインディングのいずれかになり、その年によって変わるので、美容学校では、オールウェーブセッティング、ワインディングどちらも練習をして試験に備えます。

学科は、関係法規・制度、美容文化論、衛生管理、美容技術理論などの項目があります。

一見難しそうに感じますが、美容専門学校の授業をしっかりと受けて、過去問で対策をしておけば、十分に合格できるでしょう。

もし、不合格となってしまっても、翌年にまた受験することが可能です。

その際、実技と学科どちらかが前年に合格していれば、免除されます。

美容師資格の概要とは?

美容師資格に合格しても、すぐにもらえるわけではありません。

お客様の身体に触れる仕事なので、健康や精神に異常がないかを健康診断書を一緒に提出する必要があります。

では、美容師資格とは、どんな資格なのかを簡単にご説明します。

特別なことがない限り生涯有効

美容師資格は、更新をしなくても一度取得したら生涯有効な国家資格です。

そのため、美容師を離れてブランクができても、また美容師として働くことができるのです。

ただし、精神疾患や感染症と診断された場合、免許が取り消しになる場合があります。

しかし、病気が完治して再交付を求めれば免許は再交付してもらうことができます。

また、女性の場合は結婚して姓が変わります。

その場合にも、30日以内に「名簿訂正・免許証書換え交付申請書」を作成し提出しなくてはなりません。

他にも、美容師免許を紛失したら再発行をしてもらわなければいけません。

美容師免許は、賞状のような形式で届きます。

保管していてもどこにいったのかわからなくなることも。

その場合は、理容師美容師試験研修センターの公式サイトから「免許証再交付申請書」を作成し、再交付してもらいましょう。

このように、生涯有効であるが、取消や変更、再交付をしなくてはいけないことを覚えておきましょう。

お客様を担当することができる資格

基本的に美容師法では、美容師免許を持っていない人はお客さんに触れる仕事をしてはいけないと定められています。

通信制で働いている人は、ヘルプとしてお客様のシャンプーをしていることも多いのですが、本来の美容師法ではNGとされているのです。

ただ、カットをしなければ問題がないという流れにはなってしまっているのが現状です。

本来は掃き掃除やレセプションなどしかできません。

美容師資格を取得したら担当することができるのです。

理容師資格とは違い顔そりはできない

美容師資格の他に理容師資格があります。

美容専門学校でも美容科と理容科があるのです。

この違いは施術できる内容が変わることです。

大きく違うことは、「顔そり」ができるかどうかです。

男性のヒゲだけではなく、シェービングサロンでブライダルに向けて女性の顔そりも流行っていますが、美容師資格は顔そりができないので、注意しましょう。

国家試験の合格率は高い

国家資格をとるというと難しい試験のように思いますが、美容師資格はしっかりと勉強と練習をすれば合格率は高い資格です。

平均して、85~90%程の合格率となっています。

10人の内9人は受かるということ。

大学受験よりも難易度は高くないといえるでしょう。

だからといって勉強や練習をしていないと落ちてしまうので、油断は禁物です。

アイリストとして活躍できる

まつ毛エクステやまつ毛パーマも美容師免許が必要となります。

現在は、まつ毛エクステ専門店もたくさんありますが、アイリストはお客様のデリケートな目元に触れる仕事なので、美容師免許がなくてはできません。

そのため、手荒れなどで美容師ができなくなった人がアイリストとして活躍していることあります。

美容師資格の取得ルートとは?

美容師資格の取得ルートは一つではありません。

今自分がおかれている状況に合わせて選ぶことができるのです。

では、どんな取得ルートがあるのかご紹介します。

通信制で働きながら取得する

美容専門学校に入学しますが、学校に通うのは夏期、冬期に集中して通い、必須科目を受講します。

美容師国家試験の受験資格を得るまでに3年間を要するので、ゆったりとしたペースになります。

授業数は315時間と少なめとなっています。

ただし、実務経験がない人は630時間となります。

そのため、学校に通っていない間は、美容室でアシスタントとして働いている方が多数。

学費も普通科に比べ半分以下の50万円~100万円前後と安いのも特徴です。

3年間を終了した場合に、美容師の国家試験受験資格が得られます。

ただし、学校で教えてもらえる日数が少ない分、合格率は通っている普通科や高等科に比べて少し低めです。

夜間部に通い取得する

美容専門学校の普通科(昼間部)が終わった夕方から授業を開始する夜間部は、日中に外出できない人や、仕事をしている人に人気の通い方です。

普通科と同じく、2年間通う勉強をして、国家試験を目指していきます。

普通科との違いは、授業時間が短いために、2年4ヶ月あるいは2年6ヶ月かけて修学する学校もあります。

学費も安いので、費用を抑えたい方におすすめです。

学費は、100万円前後です。

昼間に働いて、夜間は学校で大変ですが、通信制に比べて合格率も高くなります。

普通科

普通科は、2年間の通学で2000時間以上の授業を受けることができるので、国家試験の合格率が95%以上と高いことが特徴です。

十分な技術と知識を得られることから、高校を卒業後に美容師を目指す人の大半が普通科に入学します。

学費は、専門学校によって異なりますが、200万円程です。

また、夜間や通信制では学べないコンテストやヘアショーをすることもできるので、楽しく学ぶことができます。

美容高等科

美容高等科は、中学卒業後に高校と同じように入学します。

高校の卒業資格も得られるので、中学生の時に美容師の夢を持っている人には、近道になります。

3年間、国家試験に向けて実技や学科を勉強するだけでなく、高校の勉強も一緒にするため、とても大変ですが、国家試験の合格率も高くなっています。

普通科と同じように、コンテストやヘアショーをすることもできるので、普通の高校では経験できないような楽しさもあります。

学費は、350万~400万円程と少し高めです。

美容師になるために勉強しておくべきことは?

では、美容師になるためには、どんなことを勉強しておくと良いのか。

国家試験の勉強だけでなく、美容師になるには、いろんなスキルを付けておくとも必要です。

コミュニケーション能力

まず、コミュニケーション能力です。

美容師は接客業なので、お客様と楽しく会話をしながら施術をすることが必要です。

そのため、人見知りをしていては仕事になりません。

会話を楽しみにきてくれているお客様もいるからです。

ですから、美容師になるためにコミュニケーション能力を磨いておきましょう。

また、スタイリストになる前にカットモデルを探さなくてはいけません。

街中で、「カットモデルになってもらえませんか?」と声をかけている美容師をみたことはありませんか?

これも仕事の一環です。

国家試験とは関係ありませんが、美容師としての初歩のスキルとして磨いておきましょう。

色彩検定

これも美容師にとってはとても活躍できる資格です。

お客様にカラーをする際、単色で使うことはとても少ないのです。

お客様の髪質を判断して、カラー剤を混ぜ合わせることで希望の色をつくります。

その際に必要なことが色彩能力。

例えば、赤みが強く出てしまうお客様に赤みを消したいと言われたら、マッドやアッシュといった緑青を使うことで消すことができます。

これらは、反対色などの色をしっかりと把握していなければ、お客様に合ったカラー剤をつくることができません。

これは、美容師の国家試験にも出題される内容ですので、憶えておいて損はありません。

メイク方法

メイク方法も美容学校で勉強しますし、国家試験の筆記試験にも出題されます。

メイクの出題はそこまで多くありませんが、ハイライトローライトの部分は、出題されることがあります。

そのため、ハイライトやローライトの入れる部分や、入れ方などを勉強しておくと良いでしょう。

国家試験対策だけでなく、美容師になっても、成人式や結婚式などでヘアメイクの予約が入ります。

自分のメイクはできても、他人にメイクすることは意外と難しいのです。

メイクが上手に出来る人は、アシスタントでもメイクでお客様を担当することができますので、自分のメイクだけでなく基礎を学ぶことも重要です。

着付け方法

これも着付けの時に使うものの名前が国家試験の筆記試験に出題されます。

そのため、着付けがしっかりとできなくても、帯などの使うものの名前とどこの部分に使うかは覚えておいた方が良いでしょう。

着付けが出来れば尚良いと思います。

将来、美容室で働くだけでなく、就職の幅も広がるからです。

例えば、結婚式のヘアメイク、着付けをする仕事にも就くことができます。

美容師免許を活かせる仕事は美容室だけではありません。

「着付け技能士」という資格もあるので、持っていると就職に強いでしょう。

髪の毛の基礎知識

これは、美容専門学校でも勉強しますが、通信制で通う場合などは、国家試験に向けての実技がメインとなるし、学校に通う回数も少ないため、繰り返し教えてもらえません。

そのため、髪の毛構造などの基礎知識を勉強しておきましょう。

実際、国家試験の役にも立ちますし、美容師として働いた時にもなぜパーマがかかるのか、カラー剤で髪に色が入る理由などが自然と分かるようになります。

技術以前に、知識として身に着けておくべき基礎知識です。

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まとめ

美容師として働くには、まず美容専門学校に通って美容師の国家資格を取得することが第一歩です。

自分に合った通い方を選択して、美容師国家試験合格を目指しましょう。

そこから、美容師としての人生が始まるのです。

努力をして勉強すれば、決して難しい国家試験ではありません。

美容師は、大変な仕事ではありますが、やりたい仕事を選んだのですから、とてもやりがいを感じられる仕事です。

男女の差もなく、技術があり人気が出たスタイリストが稼げるようになっています。

美容師になる夢がはっきりしているのであれば、早めに勉強して役立つ資格をとるのも一つの手です。

最終更新日:2020年1月10日