就活の相談はどこにすればいい?相談先の一覧と人事担当者からの具体的なアドバイスを紹介します

就活はみんなが初めての経験で、しかも人生がここで決まってしまうかも知れない大きな転機となるものです。

就活をすすめる中で、いろんな不安がでてくるのは当然でしょう。

そんな不安な中でも一所懸命に就活を頑張っているあなたに、人事担当者からの具体的なアドバイスをお届けします。

就活にはどんな悩みがあるものなの?

今までは学校の授業で科目を選び、授業を受け、テストで良い点をとれば良い結果がでるという分かりやすい世界でした。

就活は何が正解かも分からない中で、今までしたこともなかった「自分を売り込む」という体験をします。

それでは就活ではどんな悩みが多いのか見ていきましょう。

自分はどんな仕事に就きたいのかが、分からない

したこともない仕事の中から、自分に最適な仕事を見つけるというのは無理なことです。

独立行政法人「労働政策研究・研修機構」の調査によると、日本国内にある職種は1万7000種類以上あり、この数は年々増えています。毎年のように新たな職種が生まれているのです。

代表的な例:

  • 営業
  • 企画・管理
  • 経理
  • 事務アシスタント
  • 専門職(コンサルなど)
  • クリエイター
  • 技術職
  • 公務員・教員
  • 農林水産
  • 医療系

会社の部門・職種例:

  • 営業部
  • 販売部
  • 宣伝部
  • 人事部
  • 経理部
  • 法務部
  • 一般職(営業事務、経理事務、総務事務など)
  • 広告制作部
  • 編集部

すべての職を調べることは現実的ではありません。また「営業職」であっても、ルート営業と新規開拓営業では仕事内容が大きく変わります。

世の中にどのような職種や仕事内容があるのかは、ざっと頭に入れる程度にします。

そのうえで自己分析をし、自分が何に興味があるのかという「軸」「羅針盤」を持つことが重要です。

業界の絞り方、企業の選び方が分からない

総務省統計局によると、大まかな分類で18、細かな分類では962もの業種があります。

そして日本には大企業は1万社以上、中小企業は380万社以上あります。

自分にぴったりと合う理想的な企業を探すというのは無理、ということがお分かりいただけるでしょう。

すべての中からじっくり考えて選ぶのではなく、「自分の軸」と合わないところを切っていく取捨選択が大事です。

業界は大きく分けると4つに分類できます。

  • 「モノをつくる業界」
  • 「おカネを動かす業界」
  • 「形のあるモノを売る業界」
  • 「形のないモノを売る業界」

まずは業界ごとに数十社をざっと調べ、興味がわくかどうかをチェックしましょう。

興味ある会社が多い業界や、興味が全くわかない業界がでてくるはずです。

例えば「形のあるモノを売る業界」に興味がある場合は、その中でさらに、「生活に密接」「素材・原材料系」「アパレル」などと細分化して興味のある業界をいくつかに絞りこんでいきましょう。

1つにまで絞る必要はありません。

書類選考が通らない、面接が通らない

まず言えることは、学歴フィルターは存在します。

学歴は今までしてきた勉強の努力のバロメーターです。

ここで落とされた場合は縁がなかったとあきらめざるをえません。

そして今から改善できることに力を注ぎましょう。

エントリーシート作成(志望動機・自己PR)は自己分析をじっくりとすれば良いものが出来上がります。

書類選考が通らない人は「相談・添削」を受けて改善する必要があります。

志望動機は、業界や企業研究をして、自己PRとからめて作成すれば良いものが書けます。ここは努力をとことんしましょう。

内定がもらえないのでは?と焦りや不安でいっぱい

同時期に就職活動を開始したのに、周りの知人や友達が次々と内定をもらっているのに、自分はいつまでたってももらえないと不安になりますよね。

業界や企業によって内定のでるスケジュールやスピードは違います。焦る必要はありません。

就活におけるよくある8個の相談とそれに対するアドバイスを紹介します

就活は「今までのあなたの人生の振り返り+これからどのような人生を送って生きたいか」が問われます。

人生の大きな節目ですので、悩むのは当たり前です。

では、よくある悩みとそれに対するアドバイスを紹介します。

どんな仕事が向いているのかわからない

自己分析を徹底的にする必要があります。自分の価値観が何なのか、自分の軸とは何なのかに気づかないといけません。

その解決方法とは?

自己分析に関して本が多くでていますが、「メモの魔力」前田裕二著をご紹介します。

  • 自分を知るための自己分析1000問
  • 「夢について、性格について、経験について、家族・親戚について、勉強・仕事について、趣味・嗜好について」
  • 幼少期〜小・中・高〜大学それぞれの時代で書き出す

圧倒的な設問数なので、答えているうちに「これは自分にとって普遍の価値」と思うことがでてくるはずです。

こういう時に幸せを感じやすい、こんなゴールを持っていたら楽しくなりそう、岐路に立たされた時に自分がどのような考え方をして判断してきたのか、などがクリアになります。

それがあなたの軸となるのです。

軸が分かったうえで、自分の望む生き方ができそうな仕事を選びましょう。

志望企業の選び方がわからない

業界をしぼったら、いくつかの基準をもって志望企業を決めましょう。

その解決方法とは?

こだわるべき企業選びのポイントをご紹介します。

売上の安定度

  • 何かひとつでもトップシェアがあるか
  • 事業の柱が3本あるか
  • 売上の構成比を調べる

企業風土

  • 社風: やりたいことができる挑戦的な社風、保守的な社風、上下関係に厳しいなど
  • 理念に共感できるか

制度や体制

  • 定着率や離職率: 中途採用が多いのか、新卒採用者が多いのか、平均勤続年数など
  • 年収: 年功序列型なのか、成果主義なのか

上記以外でも、自己分析の結果でどうしても譲れないポイント、軸があるはずです。そことチェックしましょう。

アピールポイント、長所がわからない

自己分析を徹底的にしましたか?まだの人は必ず実施して下さい。

そして自己分析の結果、短所ばかりが目に付き、落ち込む人もいるかもしれません。

その解決方法とは?

短所を長所に置き換えましょう。

  • 短所を長所に置き換えるリフレーミングを行う。
  • 長所が見つかったら、なぜ長所だといえるのか、具体的なエピソードを思い出しましょう。
  • その長所がなぜ身についたのか、そのきっかけにまで深堀りしましょう。

例:長所「我慢強い」

理由「受験勉強で1日10時間」

深堀り「なぜそんなに努力できるのか?我慢できるのか?」

抽象化「つらい境遇に打ち勝ちたい。逆境を正当化したい」という気持ちが我慢強く努力できる背景にある。

その価値観を持っている私は、これからどうしていきたいのか?どういうことができるのか?まで落とし込みましょう。

ここまでする人は滅多にいませんので、頭1つ抜けることができます。

志望動機が書けません

これは自己分析と企業研究が足りていない可能性があります。

その解決方法とは?

志望動機とは、未来の展望を問うものです。

自分の強みを企業の成長のこの部分に役立たせることができますということを、具体的に伝えることです。

なぜ、その企業にはいりたいのか、その企業でないとだめなのかを論理的に説明できるように準備しておきましょう。

企業があなたをとることで「どんなメリットを得られるのか」をイメージさせましょう。

面接が通らない

面接で落ちる理由は2つあります。

見た目と話す内容です。この2つを改善しましょう。

その解決方法とは?

見た目

メラビアンの法則によれば、視覚情報55%、聴覚情報38%、言語情報7%と言われ、見た目が重要なことが分かります。

  • スーツ、髪型、メイクを就活用にする。写真はきちんとしたところで撮影
  • 清潔感と笑顔など見た目は重要
  • 挨拶とマナーを練習する

大学のキャリアセンターの人などに入退室や挨拶をチェックしてもらいましょう。

話す内容

人事担当者は、ただ単に答えを聞きたいのではありません。

答えを通じて「あなたの価値観はなにか」「どういう判断基準をもっているのか」「どういう人柄なのか」を知りたいのです。

ここでも自己分析の深さが関係してきます。

質問に対して答えるだけではなく、なぜその答えなのか、どういう価値観からその答えが導きだされたのかまで考えて準備をしておきましょう。

実際に面接の場ではすべてをいうことはありませんが、発言に深みがでます。

内定がでなくて、不安で夜眠ることができません

まず、就活とは「あなた」が「企業」とマッチングするかどうか、ということにすぎません。

あなたがダメなわけではないということをまず心にとめておいてください。

その解決方法とは?

どうしても不安がぬぐえないようであれば、心理カウンセラーなどに相談しましょう。

  • 内定がでないから不安なのか
  • 働くことに対して恐怖感をもっているから就活に力を入れられないのか
  • 準備不足なので力を発揮できていないだけなのか

何に対して不安に思っているのかを細かく考えてみると、その不安は解決できることかもしれません。

内定は出たけれど不安で就活を続けてしまう、親の反対など

内定はもらったけれども、このままその企業に就職してよいのか迷っている、親から内定先企業について反対されていて、不安になっている人もいるでしょう。

その解決方法とは?

とことん自己分析をして、自分の軸ができていればこの迷いは起きていないはずです。

もう一度、深堀りをしましょう。

親世代やとくにバブル時代とは就職状況が違います。

書類選考や面接で求められる水準は高く、人気企業も様変わりしています。

昔の意見に惑わされないようにしましょう。

どうしても理解が得られないけれど、そこで働く意思が強いのであれば、親との距離をとることも考えましょう。

相談する人がいない

スケジュールが決まっている就活の場合、悩んで立ち止まっている時間はもったいないものです。すぐに行動を起こしましょう。

その解決方法とは?

友人同士だと、慰め合いになるだけです。親はあなたへの期待が大きく、現実的なアドバイスは難しいかもしれません。先輩はたまたまうまくいった一例です。

次にあげる相談先を参考にして下さい。

就活どうしようと思った時、、、相談はどこにすればいい?相談先一覧を紹介します。

まずは自分が通っている学校のキャリアセンターを利用しましょう。

最近は大学・短大・専門学校は就職率をあげる努力をしています。

もちろん学校によって、就職支援サービスに大きな差がありますので、その場合は下記の相談先も合わせて利用しましょう。

大学のキャリアセンター

キャリアセンターでは下記のようなサービスを実施しています。とことん利用しましょう。

  • 求人票の閲覧、就職ガイダンス
  • 卒業生による講演会や懇談会
  • 業界研究セミナー、業種研究セミナー
  • 面接対策セミナー、面接指導
  • 履歴書、自己PR作成セミナー、添削
  • 個別相談
  • 心理カウンセリング

就活塾を利用する

大学のキャリアセンターでは、同じ学内の人ばかりで馴れ合いになってしまう、キャリアセンターが充実していない、プロのアドバイスがほしいという場合に、就活塾を選ぶという選択肢もでてきます。

  • エントリーシートの添削
  • グループディスカッションや面接対策
  • 講義型や個別指導型の塾がある
  • 企業の推薦枠や特別求人の斡旋があるところも
  • 他大学の就活中の学生と情報交換ができる
  • 仲間ができて不安が解消できる
  • ほとんどの就活塾は高額な受講料がかかります。

例:就活コーチ

  • 就活万全コース 20回 26万円 ※内定保証 
  • 就活総合コース 15回 20万円
  • 就活基礎コース 10回 14万円
  • 就活実践コース 5回 7.2万円
  • 短期集中コース 3回 4.5万円

内定塾、キャリアアカデミー、就活.salon、我究館、内定ラボ、ホワイトアカデミーなどがあります。

おおよそ10万円台〜50万近くまでさまざまです。

利用する場合は、エントリーシートの添削や面接対策、相談がどこまでできて、費用はいくらかかるのかをきちんと調べ、納得のうえで利用しましょう。

無料の就活塾もあります。

例:キャリぷら

大阪と東京で展開していて、もちろん他エリアの学生も立ち寄れば利用できます。学生の利用は無料です。

  • 就活相談、エントリーシート添削、模擬面接、グループディスカッション
  • 企業人事担当者による業界企業研究セミナー開催

予約も費用も不要ですので、機会があれば訪問してみてはいかがでしょうか。

常に学生や企業の人が訪れていますので、刺激をうけるはずです。

厚生労働省「おしごとアドバイザー」

フリーターから正社員の転職にも対応しているため新卒に限りませんが、電話・メール相談できます。

  • 平日17−22時、土日祝10-22時 随時受付中
  • TEL: 0120−987−754

新卒ハローワーク

各都道府県に最低1箇所、合計56箇所あります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000184061.html

  • 合同企業説明会、就職面接会
  • 面接トレーニング
  • 各種セミナーあり。例: コミュニケーション術、セルフストレスケア、正しい言葉遣い、自分の強みを見つける講座など
  • ハローワークは指導担当者のレベルがあります。現役で民間でもキャリアコンサルタントをしている方であれば、ラッキーです。

新卒の人材紹介サービス

新卒でも人材紹介サービスを利用する方法があります。就職先はベンチャー企業や中小企業が中心ですが、紹介を受けられます。

また人材会社としても就職してもらいたいため、エントリーシート作成や面接対策など無料で実施しています。

就活セミナーを探すにはこちらから >

まとめ

就活をこれから始めようという人も、就活真っ只中という人も時には不安になるでしょう。

みんな悩みながら就活をしていますので、あなたも大丈夫です。

みんながどんなところで悩んできたのか、またどんな相談先があるのかを知っていれば安心できて、対策をとれます。

しっかりと自分と向き合って頑張っていきましょう。

最終更新日:2020年3月11日