教師になるには?種類や資格・試験の勉強方法まで詳細解説!

学校の教師は、子どもから大学生までなりたいと思う人が多い仕事の1つです。

学校の教師と言っても、小学校の教師もあれば中学校や高校の教師もあります。

また、特別支援学校の教師など、専門的な学校の教師までありますので、どんなコースを選べば将来なることができるのかを知らなければなりません。

常に勉強や研究、児童生徒の観察が必要ですが、成長を見届けられる仕事ですので、子どもが好きな人には向いていて魅力的な職業だと言えるでしょう。

では、学校の教師になるにはどうすれば良いのでしょうか。また、教師にはどんな種類があるのでしょうか。それらをご紹介いたしますので、ぜひ役立ててくださいね。

教師にはどんな種類がある?

小学校の教師

小学校の教師になるためには、短大、大学、またさらに大学院まで進学するのが一般的です。

短大で学べば2種免許、大学で学べば1種免許、大学院まで進むと専修免許が取得できます。

専修免許は、校長先生になるために取得しておくと、昇進がしやすいと言われています。

また、小学校の教師は、中学校や高校の教師と違って、教育課程のない大学で学んでも、教員免許が取得できる場合があります。

これは大学によって違いますので、小学校の教員免許を取得したい人は、免許が取れる大学かそうでないかを調べなければなりません。

1種免許の方が、2種免許よりも昇進しやすいとも言われており、最近は短大よりも大学に進学する人が増えていることもあって、1種免許を取得するのが一般的なルートとなっています。

教員免許を取得するのは、短期大学でも可能ですが、大学で取るよりもさらに大変です。

大学でも、一般教養、語学、専門分野と教員免許を取るのに必要な科目があり、授業は遅くまで続きます。

ですが、短大の場合はそれを2年でやりますので、毎日のスケジュールがぎちぎちになってしまうことも多いです。

小学校の教師だけではなく、中学校も高校も、教員免許を取るためには、教育実習が必要なので、大学での勉強と、実習をこなすのが相当ハードになると言えます。

小学校教師は、大半の場合全ての科目を担任教師が教えることになりますので、図工や体育、また場合によっては音楽なども担当しなければなりません。

成長期の子どものエネルギッシュさに負けない体力が求められるでしょう。

また、保護者との三者面談や家庭訪問などもこなさなければなりませんので、遅くまで残業することもあります。

子どもが好きな人でないと務まりませんが、1年生から6年生まで見ることができるのは醍醐味かもしれません。

中学校の教師

中学校の教師になるためには、一般的には短大、大学もしくはさらに大学院まで進学することが求められます。

大学で中学校教員免許を取得できるところなら、教員免許を取るために勉強が可能です。

中学校の教員も、公立の場合なら小学校や高校と同じく、教員採用試験を受けて、合格しなければなりません。

中学校の教師は、科目制度になっており、小学校と違って各科目の先生がそれぞれ授業をします。

ですので、大学の英文学科で学びながら英語の教員免許をとったり、社会学科などで学びながら社会の教員免許を取ることができます。

教育大学でなく、一般的な総合大学の場合に中学校教員免許を取る場合、このような学び方になるので、一般教養、語学、専門分野、教職科目を履修しなければなりません。

ですから、とても忙しく、夜遅くまで教職科目の授業を受けないといけなくなることもあります。

中学校になると、勉強が本格的になりますので、テストも小学校時代に比べれば頻度も多く難しくなります。

教師が毎回作成し、採点をしなければならないので、授業の進み具合と理解度について詳しく把握しておく必要があります。

中学卒業後は、大半の生徒が高校へ進学しますので、進路相談なども必要です。

また、中学校に入ると、多くの生徒が部活動に入ります。

教師も顧問として活動することがありますので、部活動が好きな人や、学生時代に何かの部活に熱中していた人でないと勤まらないかもしれません。

ですが、部活で大きな成績を残せた場合、とてもやりがいを感じるでしょう。

高校の教師

高校の教師になるためには、教職課程のある大学の学部で高校教員免許を取得、もしくは大学院まで進学して専修免許を取得する必要があります。

専修免許は、昇進に有利とされていますが、特に必須ではないので、大半の人は学部で高校教員免許を取得します。

高校の教員も科目別になっているので、学部によって取れる免許が異なります。

そのあと、公務員として公立の高校で教えたい場合は、教員採用試験を突破しなければなりません。

教員採用試験は、都心では多くの募集がありますが、地方に行くと募集人数が少ないので、その分競争率が高くなる傾向にあります。

高校では、普通科の進学校ですと授業のスピードも早く、使用する教科書や参考書などのテキスト類も何度が高いので、高い専門性が求められます。

受験に力を入れている学校であれば、進路相談も本格的になってくるので、生徒がどんな大学に行きたいか、行くためにはどうすればいいのかを一緒に考えられる教師でなければなりません。

工業や商業などの職業系の高校では、高校を卒業した後にすぐ就職する生徒が大半なので、就職相談、面接の受け方、どんな企業が向いているか適性を見極めてあげることも大切です。

高校の教員は、多感な時期である生徒の成長を見守り、大人になって行く瞬間を見られるので、とてもやりがいがあるでしょう。

特別支援学校の教師

特別支援学校とは、何らかの障害がある児童や生徒を指導するための学校です。

目が見えない人のための盲学校、耳が聞こえない人のための聾学校、身体虚弱や発達障害に対応する養護学校の3つを合わせて特別支援学校と呼んでいます。

特別支援学校で教師になるためには、小学校、中学校、高校のいずれかの免許が必要になります。

特別支援学校は、多くの場合小学校から高校まで一緒になっていますので、どの学年を担当するかによって必要な免許が異なるからです。

さらに、専門性を極めるためには特別支援学校教諭の課程がある大学で、特別支援学校教員免許を取っておくと有利でしょう。

その後学校で勤務するためには、他の教師と同じように、教員採用試験を受けて合格しなければなりません。

そもそも、特別支援学校教師の採用は、数が多くありませんので、複数自治体を受けるか、こだわりが特になければ受かりやすい自治体を選ぶのも手段です。

教員採用試験の筆記と面接の準備をしっかり行い、少ない枠を狙えるようにしましょう。

養護教諭

いわゆる保健室の先生です。担任の先生、科目別の先生とは違い、いつも保健室にいる優しい先生を思い出すでしょう。

養護教諭は、他の教員免許と違う取得のルートがありますので、合わせてご紹介いたします。

養護教諭の免許を取るためには、看護学部や教育学部で養護教諭教育課程を終える必要があります。

基本的には大卒者ですが、看護学校卒でも、養護教諭になれるルートがあります。

それは、所定の4科目8単位を履修して、なおかつ保健師の資格を取ることです。

資格を2つ取るのは、かなり大変なので、最短ルートを考えるとやはり大学に進学した方が取得はしやすいでしょう。

養護教諭の仕事は、生徒の怪我や病気の対応だけではありません。

水質検査、空調検査なども実は含まれています。

また、健康診断の管理なども行うので、実は結構業務が多いのです。

養護教諭は、基本的に1つの学校に1人ですので採用数がものすごく少なく、高倍率になることが多々あります。

そのため、教員採用試験で高得点を取り、面接でも高い評価を得なければ採用はされません。

養護教諭は一人で多くの業務をこなさなければなりませんし、多感な生徒のメンタル面も支えなければなりません。

的存在でありたいという方には向いている職業だと言えます。

教師の資格を取得するには、どんなルートがある?

では、教師の資格を取得するのにはどのようなルートがあるのでしょうか?

先に短大や大学、大学院まで進むと述べましたが、ほかにもルートがあるのでしょうか。

ここでは、教師の資格を取るためのルートをいくつかご紹介します。

短大や大学に進んで免許を取るのが一般的

まず、小学校教師の場合は先にも述べましたように、短大でも免許を取得することができます。

その場合は、第2種免許となり、大学の学部で取ることができる第1種免許をとっている人よりは昇進が少し遅くなってしまいます。

ですが、短大は2年で卒業することができるので、早くに社会に出て、教師になりたいという人は短大に進学するのもありだと思います。

多くの場合、大学の教職課程で第1種免許を取得することが一般的です。教育大学出身の先生もいれば、一般的な4年制総合大学などの場合もあります。

また、高校の免許は、短大では取得できないので、最低でも大学の学部を卒業しなければなりません。

また重複しますが、科目別の免許は学部によって取得できる科目が異なりますので、どの学部に進むかを決めておきましょう。

大学院まで進学して専修免許を取る

大学院の修士課程(前期博士課程)まで進むと、先週免許というものが取得できます。

この免許を持っていると、就職に有利であったり、昇進に有利な場合があるので、将来は校長先生になりたいと思う方は目指しても良いかと思います。

専修免許は第1種普通免許の上位互換のようなものなので、例えば高校英語の教員免許を学部で取得した後に、大学院に進学して専修免許を取るというようなイメージです。

専修免許は、幼稚園や小学校から高校、また特別支援学校や栄養などの教諭の免許にも専修免許としてあります。

専門性を極めたい人、将来昇進をしたい人は狙っても損はないでしょう。ただ昇進に必ず必須なものではありません。

学部で教員免許を取っていない場合、大学院によっては専修免許を取ることがスケジュール的にもかなり困難になってしまうので、専修免許を取りたい人は、学部で教員免許を取っておくようにしましょう。

教員資格認定試験を受ける

社会人になり、「教師に憧れた」という人や事情があって大学などに行けなかった人でも、教師になる道があります。

それが教員資格認定試験を受けて合格するというルートです。

独立行政法人教職員支援機構が開催しているものです。

令和2年現在、教員資格認定試験で免許が取れるのは、幼稚園教諭、小学校教諭、特別支援学校教諭の3種類のみです。

ですから、中学校や高校の教員免許がどうしても欲しいという場合は、大学に通い直すか、大学の科目等履修生になって、必要な単位のみ取得する必要があります。

教員資格認定試験で合格しても、それは免許を取ることですので、別途教員採用試験を受けて合格しなければなりません。

社会人の方で、教員になりたいという方は、このようなルートもあります。

教師になるための、最短ルートとは?

教師になるための最短ルートは、大学に行かずに取得できる教員資格認定試験に合格すれば、免許が与えられますが、先にも述べました通り中学校や高校の免許は取れません。

大学に行くことで、小学校、中学校、高校の免許が取得できますので、できれば大学の学部を卒業した方が良いでしょう。

教員免許を取るためには、主に母校での教育実習が必要です。

これも、大変なものですが、教師になるためには避けて通れません。

そして、教員免許を取得したら、採用試験を受けることになりますが、国公立、私立で採用の流れがじゃっかん変わってきます。

公立は原則的に教員採用試験を自治体ごとで受けなければなりませんが、私立の場合は教員適性検査を受け、受験者名簿から合格者が選ばれます。

公立学校は、異動があり数年おきに教師が学校を移ることもありますが、どうしてもこの学校で教鞭を取りたい、どうしても転勤が嫌だという人は、私立学校を選ぶ傾向にあるようです。

教師の資格をとるための勉強方法や勉強しておくべきこととは?

では、教師の資格を取るためには、どのような勉強をすれば良いのでしょうか?

今何となく、将来は教師になりたいと思っている人は、大学に入る前にどのようなことをすれば良いのか、また大学に入ってからはどんな勉強を頑張ればいいのかをまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

高校在学までは苦手科目をなくす!

将来大学に進学して、教師になりたいと考えている高校生の方は、まずは受験のために苦手科目をなくすことが大事です。

学校の教師になると、自分が受け持つ科目だけを極めれば良いのかもしれませんが、効率の良い勉強法などを生徒に尋ねられるかもしれません。

受験勉強だと思わずに、「将来この科目を教えることになるんだな」と思えば、得意科目でもただ問題を解くだけで終わらないと思います。

クラスの仲の良い友達同士で、教えあうのも良い練習になるでしょう。

どんな考え方をすれば、設問が解けるのかを考え抜く力を養うために、勉強だけでなく読書も増やしておくと知識が深まります。

大学生になったら家庭教師や塾講師のアルバイトをしてみる

将来教師になりたい大学生が選ぶアルバイトの中で、ダントツで人気なのが家庭教師や塾講師です。

以前は準備時間は労働時間に含まれていないことも多かったようですが、最近は労働環境も改善されて、準備時間もアルバイト時間となっています。

また、時給も他のアルバイトに比べるとかなり時給がよく、1コマ1200円以上、理系や東大生なら2000円以上もらえるところもあります。

塾には様々な年齢、性別の生徒が通っており、個別指導もあれば集団授業もあります。

一般的には個別指導よりも、集団授業の方が時給も良いです。

個別指導では、様々な進度の生徒に、それぞれ対応して行くので、柔軟な発想力も必要になります。これは教師に求められる資質でもあります。

集団授業は、中学受験や高校受験に特化している場合が多く、学習意欲の高い生徒が多く集まっています。

ハイレベルな授業を展開できるように、毎回の準備は大変ですが、教師になって進学校に配属された場合でも通用する技量を磨けるでしょう。

また、保護者の方との面談などもあり、家庭訪問や三者面談のいい練習になります。

社会勉強の一環として、昔習った単元の復習としてこのようなアルバイトをするのも勉強の1つです。

とにかく過去問などを用いて毎日勉強する!

教員採用試験は夏に行われますので、逆算して秋の10月くらいから対策をしておけば、十分間に合うと思います。

教員採用試験は、筆記と面接がありますが、まずは筆記対策を重点的にこないましょう。

過去問を入手したら、まず一般教養から始めることをおすすめします。

一般教養は比較的難易度は高くないですが、高得点争いになることもあるので、先に手をつけた方が良いからです。

そのあとに、専門教養と教職教養の2つを順繰りに行い、忘れないように知識を定着させることが重要です。

例えば、11月に専門教養を勉強したら、次の12月は教職教養、年明けの1月はまた専門教養という流れです。

もし、月単位での勉強よりも、自分は週単位の方が向いていると感じたら、1週間のサイクルで専門教養と教職教養を繰り返しても良いと思います。

模試を受けて実力を試す!

教員採用試験を受ける前に、絶対受けておきたいのが模試です。

大学受験の時も模試があったと思いますが、やはり今の自分にどれくらいの実力があるのかを知るためにも、模試は必要ですよね。

3ヶ月前模試だけでなく、実力模試なども開催されています。

模試を受けたら、そのままにするのではなく、得点があまり取れていなかったところを重点的に復習すれば、効率の良い勉強ができます。

ある程度過去問を解き切ったら、模試にチャレンジして、自分に足りないところはどこかを探すのも良い勉強方法です。

セミナーや講座を受講する

これは主に民間の資格の学校などで行われていますので、お金はかかりますが、専門スタッフにびっしりと仕込んでもらえる良いチャンスです。

教員採用試験の対策は、一人でもできないことはないですが、絶対に今年中に受かりたい!私立◯◯学校の教師になりたい!と希望しているのならば、資格の学校のセミナーや講座を受けるのも手っ取り早い勉強法です。

確かに筆記対策は、ある程度自分一人でもできますが、練習相手がいないと面接対策までできません。

ですが、講座を受講すれば、面接でどのようなことが聞かれるのか、どう答えるのはふさわしいのか、専門のスタッフが教えてくれます。

実績やノウハウもあるので、面接が不安だという人は、セミナーや講座で鍛えてもらうのも良いでしょう。

また、参考書も資格の学校が作っているものは、過去問を網羅したものや、過去問と似たような問題を多く掲載していますから、効率よく出やすい問題をなんどもたくさん解くことができます。

こうして実力を伸ばしていけば、模試でも高得点が叩き出せるでしょう。

資格の学校はお金がかかりますが、その分情報網は充実しており、同じく教員になりたい学生が集まりますので、切磋琢磨しながら勉強できます。

教師セミナーを探すにはこちらから >

小学校教諭を目指す人でピアノが不安なら音楽教室へ!

小学校教諭の大半は、すべての科目を担任の先生が教えます。

そのため、実はあまり得意ではない科目も担当しなければならないのですが、中には「今までピアノを触ったことがない」という学生さんもいるでしょう。

習い事の1つとして、ピアノを習っていた人は、ある程度のクラシックなどが弾けますし、中級レベル以上になると初見で譜面を見て弾くこともできます。

ですが、一度もピアノを触ったことがない人が、教員採用試験でさあ弾いてくださいと言われても、弾き歌いが苦手な場合が多いのです。

大学でピアノをやる時間はとても少なく、限られた台数のピアノしかないので、絶対に失敗したくないという人は、受験対策として音楽教室へ通ってみても良いでしょう。

実際、大人になってから教員になるためにピアノを始める人も割といます。

これから教師を目指す方へ

教師という仕事は、とてもハードワークで残業も多いと言われていますが、教えることが好きな人、子供が好きな人にとっては天職ではないかと思います。

一生懸命教えたり、指導した生徒が、だんだん大きくなって大人になっていくことを感じられる職業です。

教師になるためには、教職課程を取って遅くまで大学で勉強したり、教育実習があったり、長い道のりをかけます。

やっと免許が取れても、さらに教員採用試験を受けて合格しなければなりません。

また、一度は社会に出て違う仕事をしていたけれども、どうしても教師になる夢を諦めきれないという人は、大学に行かなくても教員免許を取得できる方法もありますので、受験要項をしっかり読んで応募してみて下さい。

最終更新日:2020年4月16日